妊娠6か月(20、21、22、23週)

6か月に入ると、赤ちゃんが活発に活動しはじめます。初産の方でも、胎動が感じられるようになりますヨ。

自分のからだのなかで、赤ちゃんの息づかいをしっかり感じとれるようになると、愛情や一体感がますます湧いて、感動が味わえるはず♬

妊娠前とくらべて、体重が6kgくらい増える方もおられます。こうなると、日常生活さえ億劫に感じて、疲れやすくなってしまいます。

だからといって、家の中でごろごろするのはよくありません。おなかの赤ちゃんは安定していて、トラブルの起きにくい時期ですから、赤ちゃんの発育や安産のため、積極的にからだを動かしましょう。その代わり、わたしは毎日、お昼寝するようにしていました。

妊娠6か月(20、21、22、23週)の赤ちゃんの状態

妊娠6か月の退治の超音波画像

身長約30cm、体重600~650g。

顔のつくりがはっきりしてきます。骨格と筋肉が整い、体つきはかなり人間らしくなってきます。外見上はもう新生児そのものです。といっても、大きさは5分の3くらいで、体脂肪もまだ少ないです。

この時期の娘を超音波でみたとき、わたしはなんとなくやせたおじいさんを連想しました(笑)。

からだの表面が白い脂で覆われはじめます。羊水のなかをもっとも元気に動きまわる時期ですから(もうちょっと大きくなると、身動きしづらくなる)、23週目までにはほとんどの妊婦さんが胎動を感じることができます。

22週を過ぎると肺もだいぶ発達してきます。かりに早産で生まれてきても、生存できる可能性がでてきます。この時期には、多くの赤ちゃんの性別が超音波で確認できます。

リンゴ
リンゴ

性別どころか、わたしは赤ちゃんが羊水をごくごく飲んでいるところを目撃しました!

おなかの赤ちゃんに話しかける脳と聴神経がつながるので、音が聞こえるようになります。ママの血流のザーザーという音や、心臓のドクンドクンという鼓動、おなかの外でママがでれかと会話している声も少しずつ聞こえだします。

パパやママがおなかに向かって話しかけてあげると、やさしい気持ちが伝わって、赤ちゃんもうれしいと感じているといわれています。

妊娠6か月(20、21、22、23週)のママの変化

6か月の胎児おなかがかなり目立ってきます。これにともなって、腰や背中に大きな負担がかかります。腰痛、肩や背中のこりを感じる方も少なくありません。

下半身のしびれやむくみも気になりはじめます。

わたしはこのころ、ウォーキングを積極的におこなっていました。妊娠中は適度な運動で筋力維持をはかったり、マッサージや半身浴で血行を高めたりすると、痛みやこりがずいぶんとやわらぎました。

ただし、からだをちょっと激しく動かすと、呼吸が荒くなったり、心臓がばくばくしたり、汗を大量にかいたりします。ですから、休息は十分に。睡眠時間は8時間以上とるとベストです。

よくないのは、からだの調子が悪いから、疲れやすいからといって、なにもしないでだらだら過ごすこと。赤ちゃんの発育やいざお産に臨んだときの体力などを考えたとき、これはバツです。それに、日中よく動いておかないと、妊婦さんは不眠にもなりやすいのです。

この時期、お口や汗のにおいが気になる、という妊婦さんがおられますが、そのうちもとにもどるから心配無用。乳房が大きくなってきますので、扁平乳頭や陥没乳頭のチェックをしておきましょう。

赤ちゃんは乳輪全体を口に含んで、お乳を吸います。乳頭(乳首)のかたちによっては、吸いづらいこともありますから、乳頭が平らだったり陥没していたりするママさんはケアをしておく必要があります。

扁平乳頭って?

乳頭が突出していない、平らなぉっぱいです。指でつまんでみて、やわらかくて伸びるようなら心配ありませんが、硬くてあまり伸びないようなら、お風呂で乳頭マッサージをおこなっておきたいとものです。

陥没乳頭って?

乳頭が乳輪のなかにひっこんでいるおっぱいです。乳頭吸引器を使ってひっぱりだし、指でつまめるようになったら、次はお風呂で乳頭マッサージをはじめてみてください。

乳頭マッサージのやり方

乳頭マッサージが必要かどうかは、自分の乳頭をつまんでみて、その長さが人差し指の第一関節より短いかどうかをチェックすればわかります。短い方は乳頭マッサージが必要です。

  1. 片手でおっぱいを支えて、もう片方の手の親指と人差し指、中指で、乳首をつまみます。
  2. 指の腹で、10秒間くらいかけて、乳首を押しつぶすようにしてゆっくりと圧迫します。
  3. 指の位置をずらしながら、これを何度か繰り返し、乳首がやわらかくなってきたら、3本の指を縦と横にずらしながら、もみこんでいきます。

毎日、左右のおっぱいをそれぞれ1分ずつマッサージしてあげると、赤ちゃんが吸いつきやすく、傷つきにくい強い乳頭になります。

なお、乳首を刺激すると、子宮が収縮することがあります。おなかが張った感じがしたら、マッサージはいったん中止してくださいネ。

虫歯赤ちゃんの発育のため、栄養バランスのとれた食生活は大切ですが、食べ過ぎには要注意。赤ちゃんの骨や歯の発育を考えて、カルシウムのサプリメントなどを摂取してもいいかもしれません。

ホルモンバランスが変化しているため、妊娠中に虫歯になる妊婦さんも少なくありません。出産前に一度、歯科検診を受けておくことをおすすめします。

なお、できちゃった婚などで、妊娠中に結婚式を挙げようと考えている妊婦さんは、この時期に(妊娠5~7か月がベスト)。旅行もこの時期が最適です。経過が順調なら、旦那さまと2人、夫婦水入らずの時間を過ごすのもステキです。わたしは旦那さまと温泉に出掛けたりしていました。

リンゴ
リンゴ

あとで知ったのですが、転倒する危険があるため、妊娠中の温泉はやめておいたほうが無難だそうです。恐いですネ。あ、転倒することでなくて、無知というものは(笑)。

飛行機に搭乗する妊婦妊娠中の旅行の注意点

産科を受診し、問題がないかどうかを確認しておきましょう。無理な日程を組まないのも大切。健康保険証と母子手帳はかならず持参します。旅館やホテルの近所に産婦人科があるかどうか調べておくと安心です。

妊娠中の海外旅行について

国内旅行もですが、妊娠8か月を過ぎて飛行機に搭乗するなら医師の診断書が必要となります。気圧の変化などによるリスクが高まるからだそうです。海外旅行に行かれるなら、7か月までにしておくとベター♬

産科出産方法を決める時期です。ラマーズ法やソフロロジーなど、出産方法もいろいろですから、よく勉強して、自分にマッチするものを選んでくださいネ。

ちなみに、痛みに弱いわたしは無痛分娩に決めました。さいわい、健診を受けている産婦人科が無痛分娩をとりいれていたのですが、そうでなければ転院が必要です。

妊娠6か月(20、21、22、23週)に、パパができること

パパとママの絆母親学級に同伴したり、両親学級に参加したりして、父親になる自覚を高めてください。ママさんは運動不足におちいりがち。休日はママを散歩に誘いだしてあげてください。

そろそろ、出産後に必要となるベビー用品をそろえてもいい時期です。まずは、リストアップからはじめてみてくださいネ。

赤ちゃんとベビー用品 ベビー用品:出産前に揃える必要があるもの一挙解説

赤ちゃんの名前もそろそろ考えはじめるといいころですヨ。

妊娠5か月の妊婦さん 妊娠7か月(24、25、26、27週) 妊娠10か月間 妊娠10か月間の、赤ちゃんと妊婦さんの変化

 

photo credit: phalinn via photopin cc photo credit: Daquella manera via photopin cc photo credit: nicubunu.photo via photopin cc

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