初心者必読! インラインスケートの選び方、滑り方、教え方


インラインスケートの魅力って?
  • 家族で楽しめる
  • 子どもの運動神経(バランス感覚)を磨ける
  • パパのメタボ解消(30分でジョギング1時間くらいのカロリー消費)
  • ママのダイエットにもなる!

ローラースケートもアイススケートもできないし、やろうと思ったこともないHIMAWARIでしたが、東京ドームへ遊びに行ったとき、ローラーブレード(というのはローラーブレード社の登録商標なので、正確にはインラインスケート)をやろうと妻に誘われ、隣接の「東京ドームローラースケートアリーナ」にて初挑戦!

滑れない親の子は高確率で滑れない。うちもそうなるわよ、という説得に負けました。

東京ドームローラースケートアリーナ

転ぶいやあ、すっ転びましたね。何度も。派手に。帰宅後、痛みがどんどんひどくなって寝ていられなくなったから、深夜に救急病院へ駆けこんだら、左の手首が重症のねんざ。あと、尾てい骨骨折。

転ぶ手首は氷でひと晩冷やしたら、翌朝にはだいぶマシになりましたが、尾てい骨は治療法がないそうで、2週間くらい立ったり座ったりするのにも往生しました。

尾てい骨は、左に曲がったままで固まりました……。

むろん、大和男児(ヤマトオノコ)たる者、このまま泣き寝入りはできません。ケガへのリベンジマッチという気持ちもありましたが、スケートリンクの外で子どもを見学しているおばさん連中に「あの年で滑れないのは理解できない」とか「いまさら始めようというのもね」とか聞こえよがしにいわれていたく傷ついた、というのも大きな原動力でした。

当然、再チャレンジ。ハイ、いまでは娘といっしょにスーイスイ滑走しています。すっかりインラインスケートにもくわしくなりましたもので、これから始めようというビギナーの方へ初心者目線でアドバイスを送ろう、というのが、この記事のテーマであります。

おばさんたちよ、ハングリー精神をありがとう!

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1.準備編

①ブーツの種類と選び方

ソフトハードがあります。最初にぼくが買ったのはハードブーツ(下写真)。スキーブーツのようなやつ。続けるかどうかわからなかったし、安いものでいいや、と思ったからです。

東方興産のインラインスケート

大失敗でした。5000円くらいのものだったからか、つくりがチャチ。1週間で壊れました。とにかく足が痛い。後述しますけれど、インラインスケート上達のキモは、足首の使い方にあります。ところが安物のハードブーツは足首がまったく曲がりません。痛いから。

で、次に買ったのがソフトブーツ(下写真)。アイススケートのブーツのようなやつ。ハイカットのスニーカーの足裏に車輪が着いているイメージです。

K2のインラインスケート

1万円ちょっとでした。最初からこっちにしておけばよかった、とはげしく後悔。履いてみると、その差歴然。足首がよく曲がるし、フィット感バツグンで、思いきり締めても痛くない。

両者の特徴をまとめると、こんな感じ。

タイプ特徴
ハード【利点】価格が安い。
【欠点】重たい。フィットしにくい。動きにくい。足が痛い。長時間履くと疲れる。
ソフト【利点】軽い。フィットする。動きやすい。長時間履いても疲れにくい。上達が早い。
【欠点】価格がハードより高い。

娘には、これのSサイズを買ってあげました。ブーツだけでなく、プロテクターもついています。もちろん、ソフトブーツ! 「東京ドームで借りたやつ(ハードブーツ)はすごい足が痛かったけど、これはぜんぜんヘイキチ」と娘。

②プロテクターもマストアイテム!

インラインスケートのブロテクター

インラインスケートのプロテクターどれだけうまくなっても、かならず転びます

プロのアイススケーターだって、ころころ転んでいますからね。とくにスピードに乗れるようになると、転んだとき吹っ飛びますプロテクターなしで滑るのは自殺行為です。

必要なのは、エルボーパッドニーパッド、それからリストガードです。リストガードをしていれば、ぼくのような手首のねんざを防げます。プラスチックのガード部分が、手のひらをおおうように装着します。

3点セットで買えます。

③ヘルメットとケツパッド(ヒッププロテクター)

ヘルメットと尻パッド

大人も子どももヘルメットはしたほうがいいです。ぼくはマウンテンバイク用のヘルメットを装着していますし、娘にも自転車用のヘルメットをかぶらせています。

ケツパッド(ヒッププロテクター)は、スノーボード用を使っています。初回に尾てい骨を折った、ということもありますが、大人は重心が高いですから、うしろへひっくり返るとオケツに尋常でない衝撃を受けます。でも、パッドをしていればまったく問題なし。子どもは重心が低いので、ケツパッドはいりません。

2.実践編

まず見ておきたい動画がこちら。東京ドームのローラースケートアリーナで開かれている初心者教室の内容です。日本インラインスケートスラローム協会主催ですから、とてもしっかりしています。基本的な動きをわかりやすく紹介しています。

①立ち方

椅子などに座った状態から、ブーツをV字型(がに股)にし、前傾姿勢になり、ひざに手を置き、足首をしっかり曲げて、ゆっくり立ちあります。

ひざが内側にくると滑りだしますから、ひざを開くように意識しましょう。X脚でなく、O脚になるような感じ。かかとを引きつけるようにすると安定します。

次の動画は、片ひざを立てて立ちあがる方法。転んだときはこうして立ちあがります。

②基本姿勢

インラインスケートでは、「ひざを曲げなさい」とよくいわれます。でも、一生懸命ひざを曲げていてもじつはあまりうまくいきません。ひざを曲げるだけでは重心が安定しないからです。うしろにころころ転びます。足首を思いきり曲げればいいのか、ということに気づいて、ようやく安定感がでてきました。

inlineskateの姿勢

基本姿勢は、イラストの右側。ひざと足首をぐっと曲げて、ブーツの前方に体重をあずける感じ。足首が十分に曲がっていないと、イラスト左側のようになります。腰が引けてしまっています。

こうなると、背筋が伸びて前傾姿勢になってしまいます。立っているだけでもすっ転ぶことがある、なんて方は、こういう猫背の状態になっています。

③転び方

上達をはばむ最大の理由は、転ぶことへの恐怖心。痛いのはイヤですからねー。実際、プロテクターなしで転ぶと強烈に痛い。ぼくは初回に手痛い目に遭っていたので、最初のうちはびびりまくっていました。でも、プロテクターはこれを回避するためにあるのです。装着していれば、転んでも痛くない。このことをからだに叩きこめば、恐怖心が消えます。

だから、転ぶ練習をしました。子どもにも有効でした。5~10回もやれば、転ぶことが恐くなくなります。インラインスケートの正しい転び方は、両ひざを使って前方へ転ぶというもの。静止した状態から、

  1. 両方のひざをつく。
  2. 手をパーにして、手のひらを地面につく。
  3. 腹筋に力を入れて、ひじを地面につく。

という順番で転びます。この動画も見ておきましょう。動画のなかの人はひじを使っていませんけれど、ひじも上手に使い、ダメージを殺すのがベストです。

④歩き方

インラインスケートの歩き方歩き方の練習は、路上でやると滑るので、芝生や土のうえでやるとグー。まず、基本姿勢(ひざと足首を十分に曲げて、腰を落とす)をキープ。両手を前に突きだし、ブーツをV字型(90度くらいのガニ股)にして片足を浮かし、1歩踏みだしたら垂直に地面におろします。

その足に体重を乗せ、もう片方の足を前に踏みだす。この繰り返しです。ブーツを真下におろさないと滑るから注意してください。

何度やっても滑る、という方にはいい方法があります。足首を外側にぐいっと倒すのです。O脚にする感じです。アウトエッジ、といいます。こうすると不思議なくらい滑りません。

スケート靴を履いて歩く、というのは基本の「き」。滑りはじめるまえに十二分に練習しておくことをオススメします。娘に教えるときは、初回の20~30分間はひたすら歩く、ということをやりました。歩く練習をしっかりやっておくと、滑りはじめてからの上達が早いです。

⑤滑り方

歩けるようになったら、いよいよ滑ってみましょう。ポイントは次のとおり。

  1. 姿勢は歩くときと同じ。ひざと足首をぐいと曲げる。
  2. 視線は進行方向のずっと先に向ける。
  3. 怖いなと感じたら、両手を両ひざに乗せる(重心が安定します)。
  4. ブーツをV字にして、左足(右足でもOK)を斜め後ろに蹴りだす。
  5. 同時に、右足に重心を乗せて前進。
  6. 左足をからだに引き寄せ、一歩前に。
  7. 今度は右足を斜め後ろへ蹴りだす。
  8. 右足をからだに引き寄せ、一歩前に。
  9. 両腕はジョギング時のように振ります。
  10. 5~9の繰り返し。

注意したいのは、ブーツの角度。前足はアウトエッジ(最初は難しいので、フラットでOK)。後ろ足はインエッジになります。

インラインスケートのエッジ(アウトエッジ、フラット、インエッジ)

この手のスポーツはイメトレがモノをいいます。ぼくは毎晩、この動画を見て、スイスイ滑っている自分を頭に描いていました。

なかなかうまくいかない場合は、「④歩き方」のアウトエッジをフラットにして歩いてみることをおすすめします。滑り歩きになりますので、これでちょこちょこと滑りながら歩いているうち、滑る感覚とバランスのとり方が身についてきます。

⑥止まり方

初心者が覚えなければならない止まり方はこの2つ。

  • ヒールブレーキ(ブレーキシステム)
  • ハの字ストップ(Aフレームストップ)

ヒールブレーキ

インラインスケートには、ブレーキシステムが片足にだけついています。通常は右足ですから、このブレーキを使う際は左足を軽く引き、右足を前方へ出して、右足のつま先を軽く持ちあげ、かかとに乗っていく感じです。重心は前後の足の中心に。

傾斜のゆるい坂道で練習するとすぐに上達します。動画にはTストップなど高度な止まり方の解説もありますが、あとからで大丈夫です。

ハの字ストップ(Aフレームストップ)

スキーのボーゲンと同じ要領です。ブーツをハの字にして、ひざを内側に入れるとゆっくり止まります。ただし、スピードか出ているとなかなかストップしません。この場合は、一度両足を大きく開いてから閉じてやると効率よく止まれます。

これで、初心者の方が最初に知っておくべき、インラインスケートのいろはをマスターしたことになります。あとは練習あるのみ。1日30分✕5日もやれば、普通に滑ったり止まったりするくらいは難なくできるようになりますよ。

子どもに教えるのはそれからです。この記事の①から⑥までをお子さんにわかる言葉で説明してあげればOK。子どもは重心が低いし、大人よりずっとバランス感覚がいいですから、あっという間に滑れるようになります。ぼくが5日かけて習得したことを、娘は2日ほどでマスターしていましたから(-ω-)

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3.応用編

ちょっと慣れてきたら、スウィズルや曲がり方もマスターしてみてください。

①スウィズル

スウィズルは、ブーツの軌跡がひょうたん型を描くような滑走方法です。両足を開いたり閉じたりして前進します。ハの字ストップがおこなえるようになれば、すぐできるようになります。

ハの字ストップと異なるのは、ひざを内側に入れるのではなく、ひざと足首を思いきり深く曲げるという点です。狭い場所での移動などに適していますから、ぜひマスターしたいところです。

②曲がり方

さして難しくはありません曲がりたい方向に上半身を向ければ、自然に曲がっていきます。重心を落としてふらつかないように。このとき、内輪側の足を少し前にだすように意識すると、よりスムーズに小さく曲がれます。

おまけ ~読んでおくといい本、見ておくといい動画

この動画見るとモチベーション、あがりまっす!

あとこっちも。足首、やわらかっ! みんな、アクロバット専用のブーツ(アグレッシブとかストリート)を履いています。普通のブーツ(フィットネスタイプ)ではこんなこと不可能。真似しないようにしましょう。

 

photo credit: Archive via photopin(license)




初心者必読! インラインスケートの選び方、滑り方、教え方」への4件のフィードバック

  1. nako

    はじめまして、東京都の西東京市でインラインスケートの初心者教室を主催しておりますnakoと申します。
    我々の公園も親子で楽しまれている方が多いのですがこちらのブログでインラインスケートの楽しみ方を
    見事にまとめられているのに感心いたしました。
    西東京のいこいの森ファンスケートhttp://ikoinomori.funskates.com/ のHPでご紹介させていただきますので
    よろしくお願いします。

  2. RINGO

    ご訪問ありがとうございます^^ こちらこそよろしくお願いします。

  3. のんちゃん

    インラインスケートを始めたばかりで、こちらのサイトはとても参考になりました。

    特に、プロテクターは御茶ノ水のお店を回っても高額で躊躇していましたが、こちらで紹介していただいたサイトで安く購入することが出来て大満足です。

    もしも、何処かでご一緒できたら、その時はよろしくお願いいたします。

  4. HIMAWARI 投稿作成者

    コメント、ありがとうございます。

    そんなふうにおっしゃっていただけるとうれしいうかぎりです。

    もしもどこかでお会いしたら、こちらこそよろしくお願いします^^

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